2025.09.12
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【学生セッションでの受賞、おめでとうございます!受賞するまでのエピソードを教えてください。】
ありがとうございます。
元々は学内にあるシミュレーターで、腹腔鏡の縫合結紮の練習に取り組んだことがキッカケでした。そんな中「SASUKE※1」の存在を知って、その課題項目である縫合結紮技術の向上のため、鉗子の先端で折り鶴を折る手技を集中的にトレーニングするようになりました。その後日、とあるきっかけから「学生セッション※2」への参加を勧められまして、同じトレーニングの成果をまとめて発表したところ、なんと優秀演題賞を受賞したんです。授業や部活動と並行し、準備として本格的なデータ解析を進めていたので、本当に大変でしたが。最高の結果になって、苦労が報われたって感じです。
※1 SASUKE:医学分野から政治・経済・国際社会など幅広い分野の問題が出題されるクイズ/シミュレーターを用いた内視鏡外科テクニックを競うタイムトライアルで構成される、日本外科系連合学会学術集会主催のイベント。
※2 学生セッション:全国学会での発表が初めて、もしくは経験の少ない学生や初期研修医などによる発表会。
【富士学院OBであることがプラスになったことは?】
大学の中にも富士学院出身者が思ったよりも多くて。通っていた校舎が違っても、自然と話が合って仲良くなりますね。同じ目標に向かう仲間でもあり、同じ予備校に通った同志でもあるので、本当に心強いです。
【これからの目標や、挑戦したいこと、夢などがあれば教えてください。】
通常の講義や実習だけじゃなく、救急分野の大会への参加や部活動(東洋医学研究会に所属)での学会発表、横浜校でのチューター業務もあったり。学生の挑戦したい想いにとことん応えてくれる順天堂大学の校風のおかげで、様々な分野にトライできる環境は、とても幸せだと感じています。
中学生の頃から、将来は救急医療に携わりたいと考えていて。命を救うことだけじゃなく、患者さんの人生を支えたり豊かにする、そんな“医学”を学びたいと思ってきました。
年次が上がって、医師という仕事の知らなかった一面や、医療の現実を知ることが増えてきた今だから。初めて医師になりたいと思った時の、初心を忘れない。そんな医師になれたらと考えています。