医師のライフステージにおける課題は変化していくため、多くの卒院生医師がそれぞれの得意分野を活かし、相談し合える組織へと発展することを願っております。

2023年7月、福岡市博多区に「諸岡小児科ちくし通りクリニック」を開業し、現在1年半が経ちました。おかげさまで、多くの患者さんにご来院いただけるクリニックとなっています。小児医療は疾病構造の変化に伴い多様化していますが、biopsychosocialの視点を忘れず、「地域の子育て拠点」としての役割を果たせるよう、スタッフと共に頑張っています。
富士学院には、まだ福岡校しかなかった時代に1年間お世話になりました。先生方やスタッフの皆様の熱心なサポートのおかげで、安心して浪人生活を送ることができました。同じ少人数クラスの3名で川崎医科大学に進学し、大変心強かったことを覚えています。
医学部予備校のOB会は非常にユニークな組織だと思います。卒院後のサポートまで取り組んでいただける予備校など聞いたことがありません。組織化に向けて御尽力いただきました坂本理事長先生をはじめ、富士学院のスタッフの皆様に心より感謝申し上げます。医師のライフステージにおける課題は変化していくため、多くの卒院生医師がそれぞれの得意分野を活かし、相談し合える組織へと発展することを願っております。 私自身も卒院生の中では早くに開業し、開業時には多くの苦労を経験しました。その中で得た教訓や失敗談など、さまざまなお話ができると思います。
現在の医学生は、私が医学生だった頃に比べて進級、CBT、国家試験のハードルがさらに上がり、勉学に追われる忙しい日々を過ごしていることと思います。しかし、医師になりますと、そのすべてが患者さんのためであり、診療の基礎となることを実感するはずです。もちろん、勉学だけでなくプライベートも楽しみながら、充実した日々をお過ごしください。皆様が医師になり、語り合える日を楽しみにしています。