勉学に追われる日々の中でもどうか自分らしさを見失わず、今しかない大学生活を大切に、そして楽しんで過ごして頂きたいと思います。

私は現在、神奈川県内で美容外科医および美容皮膚科医として勤務しております。これまでに二大大手美容外科での勤務や院長職を経験し、現在はより一人ひとりの患者様に寄り添った美容医療を提供したいという思いから、個人クリニックに勤務しております。また、国内外の学会や講習会にも積極的に参加し、常に知識と技術の研鑽に励んでおります。美容医療は時に「ルッキズム」が否定的に語られることもありますが、実際にコンプレックスを改善したり、より美しくなることは、時として精神面で自身の生活を豊かにし、社会で人に与える印象を良くしてくれると感じています。これからも、美容医療に携わり、より多くの人々の豊かな人生をお手伝いすべく精進して参ります。

富士学院時代を振り返ると、入学した当時は、医学部に合格できるような学力には程遠く、本当に医学部に入れるのかと不安に思うこともありました。しかし、富士学院の先生方や友人の支えのおかげで合格を信じて努力することができ、その結果、自然と学力も向上していきました。医歯薬予備校特有の情報の多さや、先生方の豊富な経験値によって、学ぶべきポイントを押さえて勉強できたことも、確実に合格に近づけた要因だったと思います。大学時代は、部活にバイトに旅行にと、全力で楽しませて頂きました。すべてがとても良い思い出です。

富士OB会には、今まさに夢に向かって努力している医大生たちの力となれる存在であれば幸いです。医大生の皆さんにおかれましては、年数を重ねるごとに試験や進級が一層厳しくなっていることと思います。勉学に追われる日々の中でもどうか自分らしさを見失わず、今しかない大学生活を大切に、そして楽しんで過ごして頂きたいと思います。